寒いと疲れる身体。理由と対処
先週は熱中症のお話をするほど暑かったですが、今日は打って変わって涼しくなりましたね。今回は一足先に「寒さ」に焦点を当ててみたと思います。
外が寒くなってくると身体が疲れやすく感じることはありませんか?実は寒さで疲れる原因は体のメカニズムと大きな関係があります。
寒いとなぜ疲れるのか?また、どう対処したいいのか?これを読んで今年の冬に備えましょう!
どうして寒さで疲れやすくなるのか?
寒さで疲れやすくなる原因、それは「自律神経の乱れによる影響」です。
自律神経は体温や呼吸、また消化など自分の意志とは関係なく、身体の機能を調整してくれる神経です。寒いところから暑いところやその逆に寒いところへ移動すると、自律神経が環境に適用しようとします。
近年は空調が完備された環境が増えたことにより、室内外の寒暖差が多い傾向があります。この差が大きいほど自律神経にそそぐエネルギーが増え、より多くのエネルギーを消費します。
またより多くのエネルギーを消費するだけではなく、外から室内に入ったとき「寒→温」の環境に体が適用しようとし、また外に出た時「温→寒」に適用しようと自律神経のスイッチが切り替わります。このスイッチの切り替えにも多くのエネルギーを消費します。
疲労対策は?
それではどのように対応したらいいのでしょうか?
先ほど説明しましたが身体が疲れてしまう理由は、寒暖差を感じ、その差が大きいほどエネルギー消費が多くなるためです。そのため、エネルギーの消費を少なくしてあげればいいのです。
エネルギー消費を少なくするためは、寒暖差を小さくすることが大切です。外の環境は変えられないため、身体を温めて寒さを感じにくくすることがキーになります。
寒さを感じにくくするためには、それぞれ内側からと外側から温める方法があります。
<内側から温めるには?>
内側から温めるには食べ物を摂取し、血液を促進します。血行促進に効果的な食べ物はねぎ、しょうが、また唐辛子です。
また、運動も血行促進に有効的です。特に身体の約70%を占める下半身の筋肉を鍛えるスクワットが効果的です。
<外側から温めるには?>
外側から温めるにはお風呂がおすすめです。熱いお湯ではなく、38度から40度のぬるめのお湯に10分以上浸かることがポイントです。半身浴より肩までしっかり浸かる方がしっかり温まります。
いかがでしたでしょうか。なぜ疲れやすいんだろう?と思われている方の助けになりましたら幸いです。是非上記対策を試してみてください。